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売り物件を比較してみよう!その4 [投資]

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それでは、前回に引き続き、その地域の標準的な価格に補正した各売り物件をC物件とそれぞれ、地域の比較をおこないましょう。

街路条件については、基準となるC物件の街路幅員が5mですので、これを基準(100)とし、更地の比較と同様に0.5mごとに1ポイントごとその売り物件の幅員に応じて加算、または差し引きます。
接近条件については、最寄り駅までの距離で、C物件が1,500mですので、これを基準(100)とし、100mごとに1ポイントとします。

また、最寄り駅までバス便の場合は、今回はC物件が1,500mと徒歩限界圏であるので、、-10とします。
他に最寄り駅が快特停車駅、急行停車駅、そして各駅停車駅によって差が生じますので、今回はC物件の最寄り駅である能見台駅を100として、快特停車駅である金沢文庫駅を103、京急富岡駅を-2、六浦駅は京急線の支線の駅ですので、-5とします。

それでは、地域の比較をしてみましょう。
これも分子がC物件で100として、分母が比較する物件です。

A物件
166,119円/㎡  × 100/102 × 100/90 × 100/100 ≒ 180,957円/㎡
               街路     接近   能見台駅 

B物件
136,376円/㎡  × 100/99 × 100/100 × 100/98 ≒ 140,564円/㎡
               街路    接近   京急富岡駅 

D物件
181,229円/㎡  × 100/101 × 100/95 × 100/103  ≒ 183,377円/㎡
               街路    接近    金沢文庫駅 
E物件
146,425円/㎡  × 100/102 × 100/100 × 100/95 ≒ 151,109円/㎡
               街路     接近     六浦駅 

以上から、C物件の地域に各物件を置きなおしてみると、以下のとおりです。
A物件 180,957円/㎡
B物件 140,564円/㎡
C物件 192,019円/㎡
D物件 183,377円/㎡
E物件 151,109円/㎡
高い順から、C件、D物件、A物件、E物件、B物件となり、これらの売り物件の中では、E物件が一番買得で、A物件は割高ということになりましたが、ややばらつきが大きい感じがします。
また、今回は、建物価格を一律にとして計算しましたが、建売住宅でも、グレードの違いによって、価格が変わってくるので、そうなると土地に配分する価格が変わってきます。実際には現地を見て、建物のグレードを決めたほうが、より正確な比較ができると思います。また、E物件は京急線の支線であるため、あまり人気の高いエリアではありませんので、今回、居住環境を考慮外として比較しましたが、その居住環境を考慮すると、また違った結果となります。
いずれにしても、更地の売り物件や建売物件の比較は、このようにして比較すると納得しやすいということで、一つのモデルとしてご紹介いたしました。
価格については、様々な要因が含まれているので、決して正確なものではないことをお含みおきください。



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