平成28年地価公示発表 [不動産鑑定]
以下は、東京圏内の住宅地、商業地の変動率です。
上の表は見にくいかもしれませんが、表をクリックすると大きくなります。
我が国の景気は昨年からやや鈍ってきましたが、東京圏内は依然として、地価は上昇傾向にあります。
特に都内の中心部である千代田区の商業地域9.4%、中央区が9.7%と高い上昇率を示います。
しかし、実際、現地を調査するとそれ以上に上昇していることを実感しました。
これには外国人投資家などの旺盛な需要に支えられている点も見逃せません。
特に都内の高層マンションは、相続対策もさることながら、中国などの方がかなり買われているようです。物件によっては、過半数以上が外国人投資家が占めている物件も珍しくはありません。
また、大阪では心斎橋近くに設定されている大阪中央5-23(平成28年1月1日時点の地価は8,270,000円/㎡で、前年比45.1%の上昇) 商業地で全国1位の上昇率となりました。
国際的に見れば、やはり日本の中心部の不動産は安全性が高く、魅力的であると思います。
しかしながら、地方に行けば、人気の高いリゾート地などを除いて、依然マイナス傾向にあります。
特に過疎地では、需要が極端に少ないことから、相場が形成されず取引するまで地価が不明であるなどのケースもあります。
前回同様、人の集まる所には、土地、マンション、賃貸など需要は大きいということです。
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不動産鑑定士 岡 秀次
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